足場鳶工事
住宅やマンションなどの工事現場で使用される足場を組む工事になります。
さまざまな現場で安全に作業を行えるよう、足場にもさまざまな種類があります。
枠足場
門の字に鋼管を溶接した建枠にジャッキと呼ばれる部品や筋交などの部材を組み合わせる足場です。
強度が高いため、高層建築の工事にも用いられます。
また、ビケ足場のようにハンマーによる打音がないため、周囲への騒音被害の心配がありません。
しかし、他の足場と比べてクレーンを使用したり、組み立てるのに時間がかかるというデメリットもあります。
単管足場
直径48.6mmの鉄パイプのような単管とクランプを組み合わせて作る足場が単管足場です。
歴史が最も古い仮設足場であり、過去には木の丸太と紐を用いたものが土木現場で使われていました。
安全面や強度については枠組足場よりも劣る部分があるため、高所の工事には向いていません。
ビケ足場
ビケ足場はくさび緊結式足場の種類となり、緊結部が一定間隔についている鋼管を支柱にし、踏板や手すりなどの部材を固定し、腕木で支えて足場を作ります。
ハンマーを使って簡単に組み立てが可能なため、組み立てや解体に時間がかからず、費用も少ないというメリットがあります。
しかし、ビケ足場は高所の足場が作れないため、低中層建築の工事でよく用いられます。